弁護士の中には、発展途上国の法制度整備などのために、その国に乗り込んで地道に活動している人たちがいます。
2003年10月カンボジアで弁護士養成制度の構築のため活動している弁護士に引率されてカンボジアを訪問しました。
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ベトナムから陸路で国境を越えてカンボジアに向かうことにしました。
ホーチミン空港に降り立ったのは深夜でしたが、大勢の人でごった返していました。すごい熱気です。
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ベトナムで驚いたのはバイクの多さ。交差点にはほとんど信号がなく、直進、右左折入り乱れて、事故にならないのが不思議なくらい。午後にはスコール。道路はあっという間に水浸しです。
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そしてベトナム戦争。クチというところにその証跡が残されています。この地において、体の小さなベトナム人は小さな穴を蟻の巣のようにめぐらして地下基地を作り、アメリカ軍とゲリラ戦を戦いました。
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ベトナムーカンボジア国境。左がベトナム、右がカンボジアのゲート(右のカンボジアのゲートの中、遥か遠くに見える白い門がベトナムのゲートです。この間は歩いて移動します)。
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雨季で溢れたメコン川の土色の水が地平線まで広がり、水牛の黒い背中がぽっかり浮かんでいる。カンボジアの田舎の風景です。最貧国に分類されるカンボジア。首都プノンペンでも、スモーキーマウンテンというゴミの山からゴミを拾って生活している人々がたくさんいました。
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ポルポト政権による大量虐殺、ベトナムとの戦争。長きにわたる暗い時代を経て、今新しい国づくりが始まっています。
プノンペンの弁護士養成校に集う生徒たち。そして、カンボジアの弁護士とともに、弁護士養成制度の構築に取り組んでいる日本の若い弁護士がいるのです。
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